子どもの準備が遅くてイライラするママ必見!「見せるだけ」で子どもに伝わる方法とは

子育て

新年度になると、子どもの持ち物が変わったり増えたりしますよね。

小さな子どもたちにとって、まだ保護者のサポートが必要になります。しかし「忙しい時間はどうしても手が離せない」「毎日同じことばかり言って疲れた」などのお悩みも。そんな時に子どもだけで少しでも支度を進めてくれていると助かりますよね。

そこで、私が保育園で取り入れていた「スケジュールボード」をご紹介しますね。

「スケジュールボード」ってなに?

「スケジュールボード」とは「今からやること」を書き出しているホワイトボードのことです。「おしたくボード」と呼ばれることもあります。

スケジュールボードの作りかた

作り方は簡単です。

【用意するもの】

  • 市販のホワイトボード
  • 両面マグネットシート

市販もあるので、「作る時間はないけど、取り入れてみたい!」かたはこちらから見てくださいね。

スケジュールボードの使いかた

使い方はとってもシンプルです。両面マグネットを子どもがめくりやすい大きさに切り「やること」を書くだけです。

帰宅後に一人でやってほしい場合は

  • かばんをからっぽにする
  • 洗い物を出す
  • 宿題をする

など、子どもが「自分一人でできそうなこと」を書いておくのがポイントです。難しいことばかり並べていると、「もうイヤだ~」になってしまうので、気をつけてくださいね。

スケジュールボードを使うときのメリットと注意点

保育園では、子どもたちに「今日一日、どんなことをして過ごすのか」という予定を話すのですが、1回言われただけでは覚えられないですよね。そこで活躍するのが「スケジュールボード」です。

スケジュールボードを使うメリット

実際に保育園で使用していたもの

子どもたちに言葉だけで「今日は身体計測がありますよ」と伝えても、「身体計測ってなに?」となってしまいがち。しかし、スケジュールボードでは「ひらがな」「絵」のどちらも書いてあり、子どもたちにもわかりやすいのです。

保育園では担任一人に対して年中・年長の人数は30人です。とても一人ひとりの疑問にゆっくり返事をしていられないのが実情です。

そんなときに「スケジュールボード」を使うだけで、子どもたちの「次は何するの?」の質問はぐっと減るので、余った時間は子どもたちと向き合うことができたのです。

スケジュールボードを使うときの注意点

子どもが見るだけでわかる「スケジュールボード」ですが、使うときに注意点があります。

子どもの年齢や理解度によって、提示の仕方を変える

子どもの年齢や理解度は、個人差があるため、提示の仕方も子どもに合わせる必要があります。

一例を挙げると

  • 「やること」を全部貼っておいたほうが、見通しを持って進められるタイプ
  • 「やること」は1つ(もしくは2~3個など)だけ貼っておき、それが終わったあと次の「やること」をホワイトボードに貼るタイプ

など、提示の仕方にも子どもにあわせる工夫が必要です。

「終わったあと」のカードをどこに片付けるか

「終わったあと」のカードの片付け方も、子どもによって様々なやり方があります。

  • 裏返して、ホワイトボードの端に貼っておく
  • 「終わったあとのカード入れ」を用意し、そこにカードを入れていく

どの方法が子どもにぴったりなのかは、いろいろなやり方を試して見つけてみてくださいね。

まとめ:子どもが自立できる環境づくりへの第一歩

子どもは、いきなり一人で何でもできるようにはなりません。毎日の積み重ねがあって、「ある日突然できた!」となるのです。

大人がいつまでも「あれやった?」「これは?」と全てにおいて管理していると、子どもはそれに慣れてしまい、なかなか一人でやるきっかけがないまま成長してしまいます。

大人の声かけを少しでも減らせるよう、「スケジュールボード」をうまく活用して自立への第一歩を後押ししてあげましょう!

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