女性が精子検査できるフーナーテストってどうなの?

高齢不妊治療2015年5月22日 更新

女性が精子検査できるフーナーテストってどうなの?

女性が行う男性不妊検査

女性だけで精子検査ができる「フーナー(ヒューナー)テスト」は、パートナーに不妊検査を言い出せない、協力してくれないという場合に有効な不妊検査です。

検査前に性交し、翌日女性が一人で検査を受けに行くスタイルなので、相手に内緒で間接的な精子検査と自身の頸管粘液検査ができます。

今回はこの「フーナーテスト」の方法や費用等についてご紹介します。

男性不妊検査を嫌がる夫

不妊の原因は男女半々にあり、無精子症や精索静脈瘤といった「男子不妊」の多くは造精機能障害にあると言われ、問診や視診は当然ながら「精液検査」がとても重要になっています。

しかし女性の方からなかなか言い出せない、言ったとしても男性側の協力が得られない場合が多いのが実状です。

そして、検査しないまま妊娠できない状態が続く事も珍しくありません。

こうした場合に、間接的な精液検査として有効なのが『フーナーテスト』です。

フーナーテストとは

フーナーテストとは、「性交後検査」とも呼ばれ、「頸管粘液検査」と合わせて行われる、不妊検査の中ではポピュラーな検査です。

検査の前に性交渉をして、頸管粘液中の精子の数や運動の様子を調べ、不妊原因があるかどうかを調べます。

★頚管粘液検査

排卵日近くになると、子宮と膣を結ぶ子宮頚管が水溶透明の粘液で満たされます。
この粘液が良好であれば精子は子宮膣の中に泳いで進入する事ができます。

逆に量が少なかったり、粘度が高いと精子は運動しにくくなり妊娠する可能性を阻害すると言われています。

★精子の数や運動量

元気な精子がどれだけ動いているかで妊娠の可能性も違ってきます。

フーナーテストの検査方法

予め排卵日を特定し、その前日の夜か当日の朝(検査の12時間前迄)に性交するよう指示されます。

精子の状態を正確に確認するため、フーナーテスト性交を行うまで2~3日程禁欲するよう言われることもあります。

検査では、女性の頸管粘液を注射器等で採取して400倍視野の顕微鏡で確認して行います。

頸管粘液検査や経膣超音波検査と同じ手順で行われる為、痛みなど特にありません。
検査自体は5分程度で済み、結果はその場で分かります。

フーナーテストの検査結果について

フーナーテストの判断基準は、運動性精子の数によります。

*動いている精子が15個以上
判断:「優」
妊娠する確率が高い

*動いている精子が10~14個
判断:「良」
妊娠は十分期待できる

*動いている精子が5~9個
判断:「可」
妊娠はまずまず期待できる

*動いている精子が4個以下
判断:「不良」
頸管粘液或いは精子に何らかの問題があり、自然妊娠が難しいことを示します。

これらの結果を踏まえて、今後の治療方針を決めていきます。
結果が優または良だった場合は「タイミング療法」可の場合は「人工授精」がそれぞれ勧められるでしょう。

不良の場合は「精液検査」「抗精子抗体検査」「自己抗体検査」といった詳しい検査を行った上で、高度な治療へ進むかどうかを判断します。

フーナーテストの費用について

一般的には保険適用内なので、診察料込で約2,000~3,000円程度。
テスト費用そのものは500円~800円位です。
念のため受ける前に金額も確認しておくと安心です。

フーナーテストの結果は変わる

元気な精子が卵管まで到達するには1時間かからないと言われています。
という事は、フーナーテストで検査する精子は、粘膜に残った元気が無い精子なのです。

よって
結果が優や良だった場合の信頼性はかなり高い
ものですが、逆に結果が不良だった場合は低いと言えるでしょう。
しかもテスト自体がタイミングに左右されるので、1度や2度悪い結果が出たからといって、決して自然妊娠出来ないという事はありません

1回目では不良だったという人でも、2回目、3回で良という判定に変わる事もあります。
これは、精子の状態がその時のタイミングや食生活、体調、ストレス等で大きく変動するからです。

その為フーナーテストは1回だけではなく、数回に渡って行われることが多いようです。

パートナーが不妊検査に非協力的な場合は、まずはこのフーナーテストを医師に相談してみる事をおススメします。

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