30代40代の高齢出産のリスクとメリット

高齢妊娠2015年3月27日 更新

30代40代の高齢出産のリスクとメリット

8人に1人が高齢出産の時代

満35歳を超えての初産は医学的に「高年初産婦」と呼ばれ、この場合の出産を「高齢出産」といいます。

女性の社会進出や晩婚化が進むとともに、高齢出産はごく当たり前のものとなりました。同時に医療技術面でのサポート体制も急速に進歩しています。

しかしながら、やはり母子共に何かしらのリスクがあることを忘れてはいけません。今回は高齢でも安心して出産する為に、気になるリスクとメリットについてご紹介したいと思います。

高齢出産のリスク

35歳以上の妊娠・出産において母子共にリスクが増えるのは事実です。そうしたリスクをきちんと受け入れ、前向きに対処していくことが何よりも大切です。

★1)流産
全妊娠の自然流産率(10~15%)に対し、35歳以上では約20%、40歳で約40%、42歳で約半数が流産に至るといわれています。

主な原因としてあげられているのが、卵子の老化とそれに伴う胎児の先天異常です。

流産は悲しいことですが未だ100%の予防策はありません。自然の厳しい一面であり、また若い人も10人に1人は経験することです

高齢出産そのものが流産の原因になることはありませんが、急激な運動は避け、過労にも注意が必要です。

年齢的に職場で重要なポジションに就いている女性も多いので、過度なストレスや過労が原因になり得ます。

無理をせず常にリラックスする事を心掛けましょう。

2)先天異常
35歳以上になると、先天異常の発症率が高くなるのは事実です。しかし、これは高齢出産に限ったことではありません。

とある調査では25~29歳で1.88%、35~39歳では2.02%、40歳以上では2.38%の確率となっています。

加齢の影響が出やすいのは、先天異常の中でも染色体異常(ダウン症など)です。これに関しては、35歳以上のリスクが少々高いと言わざるを得ません。

3)ダウン症との関係
高齢出産=ダウン症と考える人もいますが、そうではありません。あくまで「高齢になるとダウン症の確率が高まる」という事です。

実際、20代の発生率が0.1%未満なのに対し35歳以降は0.3%、40歳以上になると1%にUPします。その原因としてやはり卵子の老化が考えられます。

女性は生まれながらにして卵子を持ち、それは受精するまでの間ずっとストックされています。

そしてその卵子は年齢とともに劣化します。したがって、高齢になればなるほど「卵の減数分裂の際に第21染色体が離れにくくなり、それが1本余分に存在する卵を作ってしまう」と考えられているのです。

このダウン症は先天的なものなので、残念ながら予防策はありません。新型出生前診断にてダウン症か否かを判断することもできますが、これらは中絶につながる可能性もあり倫理問題となっています。

4)妊娠高血圧症候群
高齢出産には「妊娠高血圧症候群(妊娠中毒症)」というリスクも伴います。症状としてはむくみや蛋白尿、高血圧などがあります。

予防策としては日頃からの食生活や運動などによる体重管理を行うこと。妊娠後は早期発見および食事・栄養指導を受けることが大切です。

重症の場合、血行が悪くなり胎盤の機能が低下してしまう為早産や未熟児出産になる可能性も出てきます。

5)帝王切開や吸引分娩
高齢出産では、リスクを避ける為帝王切開を選択することも多くなります。

しかし、それは「高齢だから」という不安から早めに医療介入を行う為という一面も否めません。帝王切開はなるべく避けたいという場合は、自然分娩志向のクリニックを探してみましょう。

また吸引分娩も多く見られます。これは子宮口が全開しているにも関わらず胎児が降りてこない、或いは回旋異常などベビーに何らかの危険が生じた際に、シリコン製カップ等をベビーの頭に吸着させて引き出す方法です。

高齢出産のメリット

リスクばかりが取り沙汰される高齢出産ですが、メリットも沢山あります。

1)経済的なゆとり
出産を迎えるまでに、貯蓄期間がある為経済面で心にもゆとりが出来るということです。

また、仕事と育児の両立に必要不可欠な託児施設などの機関を有効に活用すること等も出来ます。

2)精神的なゆとり
出産・子育てにはママのメンタル力も大きく影響してきます。

その点、高齢出産の場合、人生経験が豊富な分精神的に余裕を持って臨むことが出来ます。

3)高齢出産で若返る
高齢で妊娠すると肌ツヤが良くなり若返るとも言われています。その理由は年齢を重ねるごとに減少していく女性ホルモンの分泌量が増加する為です。

また女性ホルモンが増えることで、冷え性の改善効果も期待できます。若年層のママよりリスクを考え、生活習慣に気を付ける事が若返りに繋がると言うわけです。

恐れず慎重に

一般的に女性の妊娠力は33歳頃から低下し始め、37~38歳を過ぎると急激に妊娠しにくくすると言われています。

欲しいと思ってもなかなか授からない人もいる中、高齢で授かるということは奇跡に近いといえるでしょう。

たとえ年齢的なリスクがあったとしてもママになるという事は、それだけで素晴らしい事です。

大切なのはママ自身が高齢出産についてしっかり学び、不安やリスクを恐れない事です。慎重に自分の身体と向き合いながらマタニティライフを迎えましょう。

この記事が気に入ったら
いいね!してもらえると嬉しいです(*^▽^*)

30代40代のママに向けて、いろんな情報を掲載しています!

カテゴリー

人気記事ランキング