産後の痔、原因と治療は?悪化予防に効果的な骨盤底筋の鍛え方

産後ケア2015年10月3日 更新

産後の痔、原因と治療は?悪化予防に効果的な骨盤底筋の鍛え方

出産後のママの悩み、切れ痔・いぼ痔の治療と予防法

出産後のママの3人に1人が経験するとも言われている「痔」。
妊娠中の便秘と出産時のいきみや、産後、骨盤底筋が緩んだり、便秘で痔が悪化することも。

今回は、産後の痔の症状や治療と予防法について、効果的な骨盤底筋の鍛え方と共にご紹介します。

出産後はどうして痔になりやすいの?

もともと便秘がちな妊娠中は、肛門近くの静脈が大きくなった子宮に圧迫される事でうっ血し、痔になりやすいもの。
更に出産時のいきみに加え、産後は肛門や尿道、膣を引き締める「骨盤底筋」という筋肉群が伸びて緩くなります。

また、産後の傷の痛みや育児の忙しさからトイレを我慢して便秘になりがちなママは、痔が悪化しやすいのです。

産後、痔を経験したのはいつ頃?

・0~1ヵ月未満:42%
・1~2ヶ月未満:36%
・3~4カ月未満:10%
・2~3ヵ月未満:6%
・妊娠中:6%

出産直後から1ヵ月以内にできてしまったママが多いようです。
産後の便秘や下痢で症状が悪化するママも。

産後の痔の種類と症状

産後の痔としては、切れ痔(裂肛)といぼ痔(痔核)があります。

●切れ痔
便秘によって硬くなってしまった便や、下痢の強い勢いによって肛門が裂けてしまう痔です。
排便時の痛みや少量の出血を伴います。

痛みから排便を我慢しがちになるので、便秘気味の場合は慢性化して悪化する傾向があります。

●いぼ痔
肛門周囲の血液循環が悪くなる事でうっ血し、いぼ状の腫れができたものです。

更にいぼ痔には、肛門の外側にできる外痔核と、内側にできる内痔核があります。
特に内痔核が悪化すると、いぼが肛門の外に出てきて中に戻らない脱肛となり、ちょとした刺激でも強い痛みを感じるようになります。

産後の痔は生活習慣に気をつける

産後の痔は生活習慣に気をつける

1)入浴は毎日湯船に浸かる
清潔にして、肛門付近の血流を促す為にも、できるだけ毎日湯船につかりましょう。
体を冷やさないようにするのも大切です。

2)アルコールや刺激物はNG
お酒や香辛料がきいた刺激物は、便として排出される際、肛門の粘膜を刺激するので避けましょう。
授乳中のアルコールは厳禁です。

3)適度な運動と食物繊維
便秘や下痢も痔を悪化させます。
便秘予防の為にも、水分をしっかり摂って、食物繊維が多い食生活を心掛けましょう。
また無理の無い範囲で体を動かしたり、時には便秘薬の服用もOKです。
下痢には体を冷やさないこと。

痔の治療に市販薬は使っても大丈夫?

ほとんどの痔の市販薬にはステロイドが使われています。
外用薬として直接母乳に影響する事はほぼ無いと言われていますが、注意書きに授乳中の使用は控えるよう記載しているメーカーもあります。
後で不安にならない為にも、自己判断せず、医師に相談した方が安心です。

産後エクササイズで骨盤底筋を引き締めよう

産後エクササイズで骨盤底筋を引き締めよう

無理の無い範囲で、出産によってゆるんだ骨盤底筋肉を鍛えましょう。

★ケーゲル体操/産後すぐから
1)仰向けに寝て両膝を立て、膝・かかとの間は少し開きます。

2)両手は手のひらを下にしてカラダの横に置きます。

3)息を吸いながら腰を少し上げて5~10秒程肛門を締めます。

これを5回繰り返します。

動画はこちら

★つま先立ち/産後1ヵ月から

ピタピタデニムのファスナーを閉めるようなイメージで、お腹を締めてつま先立ちを。
5~10秒を3~5セット行います。
朝・昼・夜の1日3回やると効果的。

調理しながらなど、ながらエクササイズとしてもおススメ。
但し不安定な時は必ず壁などにつかまって行って下さいね。

★スクワット/産後3ヵ月から

★脚上げ/産後3ヵ月から
1)横向きに寝そべり、上になった脚を少し伸ばして両脚の長さを揃えます。
  下になった手で体を支えます。

2)上の方の脚をゆっくりと持ち上げ5~10秒キープ。

3)ゆっくりと脚を元の位置に下げます。

4)反対側の脚も同じように行います。

これを朝・昼・夜の1日3回行いましょう。

こんな症状の時は受診を

こんな症状の時は受診を

次のようなケースは肛門科を受診しましょう。
女性患者専門のクリニックや、女医さんが担当する診察日を設けている病院もあるので、ネットで調べてみると良いですよ。

□肛門が痛む
□排便時に出血する
□肛門からいぼ(痔)が飛び出す
□排便後も便が残る感じがある
□太い便が急に細くなる等、便の形が変わる
□おしりから血液と粘膜が混じったようなものが出る
□市販の便秘薬を1週間使っても症状が改善されない

痔を悪化させない為に

産後の尿もれと同じく、痔もなかなか人に相談しにくいもの。
けれど3人に1人が経験するのですから恥ずかしがる必要はありません。
まずは家での生活習慣を見直しながら、症状によっては病院で適切な処置と処方箋をもらいましょう。
悪化させない為には、しっかり治療&予防する事が大切です。

出典アンケート/ひよこクラブ2015年7月号より

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