子育てのヒント「ご先祖さま何人?」お盆に子供へ伝えたい命のバトン

高齢ママの子育て2015年8月24日 更新

「ご先祖さま何人?」お盆に子供へ伝えたい命のバトン

お盆のお墓参りに子供と一緒に考えるいのちの事

もうすぐお盆。
実家に帰省してお墓参りをするご家庭も多いと思います。

お盆はご先祖さまの霊をお迎えする大切な日。
今年のお盆はご先祖さまをきっかけに、子供に【いのち】について話してみませんか?

そこで今回は、思い出に残るお盆の過ごし方について、笑えるエピソードも交えてご紹介。
お盆にまつわるあれこれを、小さい子供に分かりやすく教えるコツも一緒にお伝えします。

お盆って何?

一般的に8月13日~16日頃(7月に行う地域もあります)の時期をお盆と言います。
ご先祖様の霊をまつり、お迎えして感謝の気持ちを伝える日です。

もっと詳しく!盂蘭盆会についてはコチラ

≪こども歳時記/お盆ってなぁに?≫

ご先祖さまって何?

我が家には、亡くなった私の母はじめ祖父母の遺影も飾ってあるので、息子にとっては物心ついた頃から「仏様」と「ご先祖さま」というのは身近な存在でした。

「パパやママのパパとママ、そのまたパパとママ、そのまたパパとママ…たくさんのご先祖さまのお陰で、今私たちは元気に生きているんだよ 」
そう言葉で自然に伝える事が出来たのです。

けれど、ご先祖さまから受け継いできた「命の重さ」を、もっと実感して欲しくて「その時」を待つことにしたのです。

ご先祖さま何人?

「その時」とは、息子が5歳になり、保育園の運動会で輪っかバトンを使ったリレーをしたり、数を数えたり、数字を覚えるようになった時です。

盆提灯やお供え物を準備して、ご先祖さまのお迎えの準備が終わった後に、
「ねぇ、○○のご先祖さまって何人くらいいると思う?」と尋ねます。
「う~ん」息子は皆目見当がつかないといった様子。

そこで1枚の紙とペンを取りだして、子供を中心にパパとママ、ママのパパとママ、パパのママとママ、ママのパパのママとパパ、ママのママのパパとママという風に、棒人間(ご先祖さまです。失礼ながら)をず~っと書いていきます。

「今何人かな?」途中で、息子にご先祖さまの数を数えてもらいます。
「1、2、3、4、5…え~っ、10もいるの~!?」
※この頃息子は10が限界でした(笑)。
しかも「人(にん)」は未だ言えません(笑)。

「いやいや、10人どころじゃないよ~、ほら見て見て~!」と棒人間は増え続けます。
けれど棒人間と棒人間との間隔が無くなっていくので、書く方が限界に達しました…。

「ここまでで62人!(5世代でストップ)」

10を超える数は未知の世界の息子にとって、「62人」とう数字よりも、そこに書かれた棒人間(ごめんなさいご先祖様)の多さに驚きを隠せない様子。

いのちのバトン

いのちのバトン

「どう?○○っていう、このいのちは、たった一人でここにいるんじゃないんだよ~。
○○が生まれるためには、こんなにたくさんの、本当はもっともっとたくさんのご先祖さま達から、ず~っといのちのバトンを渡されてきたからなんだよ。

「いのちのバトンって何?」

「ほら、保育園の運動会で丸い輪っかのバトン使ってリレーするでしょ?
一人がそれ持って走って、次の人にバトンタッチして、その次の人が走るでしょ?それからまた次の人にバトンを渡すでしょ?いのちも同じ。

ママもママのパパとママから「はい!」っていのちのバトンをもらって、ママはパパと結婚して、○○に「はい!」ってバトンを渡したんだよ。
それが○○っていう、このいのちなんだよ。

○○は今、そのいのちのバトンを持って、今自分の番を生きているんだよ。
それってすごくない?」

「なんか、すご~い。がんばれる気がする~」

「でしょ~、だからどんな事があっても大丈夫!こ~んなにいっぱいのご先祖さま達が○○の事、見守ってくれてるんだから!」

それからお決まりの「大好き」「大丈夫」そして「ハグ」の3点セットの後、満面の笑みを浮かべる息子を見て、あ~やっぱりご先祖さまの数とバトンがイメージ出来るこのタイミングで話せて良かったなぁ、そう思ったのが丁度3年前のお盆の事でした。

※大好き・大丈夫・そしてハグの3点セットは、また次回のコラムで書きますね!

ご先祖さまを数えるのが恒例に

ご先祖さまを数えるのが恒例に
あれから毎年、お盆になるとご先祖様の棒人間数えが恒例になった我が家。
これは去年、小学生になった息子が書いたご先祖様の数。
一応、自ら手を合わせてます(笑)。

2年生になり、今算数の授業では1000までの数を勉強しているようです。
さて、今年は何代まで遡ってご先祖さまを数えられるのでしょうか?
書くスペースが無くなるのは必至ですが…楽しみにしたいと思います。
きっとご先祖さまも、この時ばかりは棒人間で書かれても許してくれる…筈!?

30代遡ると1兆人を超えるご先祖さま

ちなみにご先祖を10代遡ると1024人、20代遡ると104万8500人、30代遡るともう1兆人を超えます。
そして歴史的な見方をすると、例えば鎌倉時代の推定人口よりも1個人の先祖の数の方が多くなってしまうとか。
つまり、約1000年遡れば私たち日本人皆親戚という事になるのだそう。

その中で誰か1人でも欠ける事があったなら、「自分」はこの世に存在しなかった。
そう考えると、本当に今ここに生きている事が正に奇跡であり、「生かされている」事を実感しないではいられませんね。

興味がある方は、是非こちらのブログをどうぞ。子供が歴史を勉強し始めるタイミングでまた教えてあげたい内容です!

≪歴史入門「歴史の中にはご先祖様が生きている≫

お盆って何するの?

今年のお盆は、大人だけで無く子供と一緒にご先祖さまをお迎えしてみてはいかがでしょう。
例え仏壇が無くても、故人の写真を飾って、そこにお花とお供え物をして、お香を炊くだけでも立派な仏壇ですよ。
お寺のご住職はいつもこう言われています。
「供養はカタチではありません。気持ちです。」

★お供え物

キュウリとナスをお供えします。
これは精霊馬(しょうりょううま)と呼ばれ、キュウリを馬を、ナスは牛を表します。

ご先祖の霊が馬にのって少しでも早くお迎えできるように、帰る時は牛にのってゆっくりのんびり帰れるようにという願いを込めたものと言われています。

我が家ではこの精霊馬を準備するのは息子の役目になっているのですが、初めて任せた時はサインペンで顔まで描いておりました…。

「何してるの?」
「顔描いてるの」
「なんで?(内心、なんてことするんだよ!とビビってる)」
「だって、ニコニコちゃんでお迎えきてくれた方がご先祖さまも嬉しいでしょ?」
「おお~!そうだね!(妙に納得。言うじゃないか息子よ!)○○は優しいね~」

なので、もしもお子さんが顔を描いても怒らずに、後でそっと仏壇に手を合わせご先祖さまに謝っておけば大丈夫!(たぶん)

後はお菓子や果物、飲み物など、故人が好きだったものをお供えすると良いでしょう。
但し、殺生は禁じられているのでお肉やお魚のお供えはNGです。
お中元も兼ねてのハムや魚の燻製等は要注意ですよ。

盆提灯

★盆提灯

盆提灯はご先祖さまの霊が迷わずに帰ってくる目印として飾ります。
また、故人の冥福を祈り感謝の気持ちを込めた供養を表すものでもあります。
我が家では亡母の新盆(初盆)で頂いた提灯を、毎年仏壇の前に飾るのですが、独特の柔らかい灯りと線香の香に癒されます。

★盆踊り

お祭りなどで踊る盆踊りには諸説ありますが、お盆に戻ってきたご先祖さまの霊を家族と一緒に楽しむ、或いはご先祖様の霊と一緒についてきた、餓鬼や無縁仏を慰め、一緒に送り出すという意味があります。

★お墓参り

ご先祖様が眠っているお墓周りをキレイに掃除して、新しい花や線香をあげ、お供え物をします。
子供と一緒に、今自分たちが元気でいることに感謝の気持ちを伝えたいですね。

ちなみに私の実家では、新盆(初盆)の家のお墓には提灯が下げてあって、送る時には皆で花火をするんですよ。
精霊船や爆竹も同じなのですが、キレイで賑やかなのにどこか寂しくて厳かでもある。
お盆にはそんな独特の思い出がありますね。
特に母を亡くしてからより一層特別な思いがあります。

子供向け/お盆のスケジュールについてはコチラ≪こども歳時記≫

仏壇のまわりで子供が遊びたがる理由

自宅に仏壇が無いご家庭も多いと思いますが、実家に帰省した際、小さい子供が仏壇の周りで遊ぶ姿を目にしませんか?

我が家には小さい仏壇があるのですが、息子もハイハイ出来るようになった頃からよく仏壇の周りで遊びたがりました。

お世話になっているお寺のご住職によると、それは「ご先祖様が遊んでくれている」のだそう。

だから「危ないからダメ!」と止めさせないで、優しく見守ってあげて下さいという話をされていました。
「よく見ていてご覧なさい。とても穏やかな良い顔をして遊んでいる筈だから」と。

ご先祖さまを迎えるお盆は、仏壇の近くでたくさん遊ばせたいですね。

子供の後姿しか見えなくなる日

子供の後姿しか見えなくなる日

私たち親が、我が子に渡したいのちのバトン。

最初はおんぶや抱っこしながら走っていたのに、ある日自分で地面に足をつくようになり、自分の足で走るようになる子供たち。

転んだら、涙を拭いて傷の手当をして、また手をひいて。
今はまだ、手をつなぎながら一緒に走っている子供たちも、やがて親の手から離れ、先を一人で走るようになるでしょう。

時々照れたように振り向き振り向き走っていくのかもしれません。
全く振り向いてもくれない時だってあるでしょう。

もう転んでも、泣いても、自分で涙を拭いて、立ち上がって走り続けなければなりません。

そして私たち親は、そんな子供たちを見守りながら、「大丈夫だよ!」「頑張れ!」と応援する事しかできません。

だからこそ、その後ろ姿に、ありったけの愛情を込めて、力の限りの声援を贈り続けたいと思うのです。

いつか来るその日の為に、今の子供との時間を愛しみたいですね。

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